返報性の法則
世の中には、さまざまな心理学があります。
その一つが「返報性」。
人は何か受けると、お返しをしたくなる、そんな法則ですね。
では、それは、いつでも、どこでも、どんな人にでも当てはまるのでしょうか。
そんなわけはありません。
例えばスーパーの試食。
ただで食べさせてもらったら、買ってあげたくなるのか。
試食する側の人間が・・・
・試食させている側も所詮仕事であって、決して親切でしているのではないと感じる。
・そもそも買い物に出向いて来てあげていると思っている。
・別に食べたくもないのに試食に付き合ってあげている。
って感じだったら、返報性なんか働かないですよね。
あとは、一部の有名人や政治家にありがちですが「自分は一方的に受ける側の人間である」もしくは「いつも与えている人間である」と思っているタイプの人には返報性は働きません。
もちろんこれは、本人がそう思っているかどうかであって、本当にそういう人間かどうかは別問題です。
催眠も一緒です。 普通だったら誰でも入ると思うような催眠でも、場面や、かかる人のその時の心情、性格で入らなかったりします。
当然ですが、だからと言って催眠が入らないわけではなく、場面を変えたり、心情をコントロールしたり、性格に配慮して別の催眠をかければ必ず入ります。
試食に付き合ってあげていると思っているタイプの人に、全く買ってくれる様子も無いのに、試食を勧めた人がやたら喜んでみせる、連れてる子供を褒める、そうすると別の返報性が働 くかも知れません。
また、今買うともう一つ無料で付いてくると説明すると、別の心理が働くかも知れませんし、そのオマケキャンペーンが今だけと言われれば、やっぱり別の心理が働くかも知れません。
もちろん、働かないかも知れないんですけどね。
何が功を奏すのかわからないのですから、軸足はどこかに置いておくとしても、これがダメだったらアレ、アレもダメならソレでやるしかないですよね。
あの人には返報性が働かない、あの人には催眠は入らないではなく、色々試してみる、試すのを楽しむようにしたいですね。
本来、買い物も催眠も、楽しいことなのですから、自分が楽しみ、相手を楽しませようと実験を繰り返したら、きっとなんでもうまくいきます。
・・・ただ、私は楽しませようとするよりも、相手の邪魔をしないようにするっていうのが強すぎて行動できないことが多々あるんですけどね(汗)。

