催眠の型(セリフ)

催眠術を学ぶときに、決まったセリフ回しを求める人がいます。

確かにある程度はあった方がよいでしょう。 ただ、催眠術は、あくまでかかる側が自己暗示で自分にかけるので、どんなセリフがいいのかは、相手によります。

回りくどい例えが入った方がいいのか、擬音語や擬態語の方がいいのか。

小説の書き方だと、大人向けは例えを入れて具体的に、少年少女向けはシンプルな表現の方がいいと言われていたりします。

なので、あんまり型にはめてしまうと、逆に催眠術はかけにくくなることがあります。

これって、普段、人にものを伝える時も同じですよね。 自分が分かっているつもりで、自分の都合でしゃべってしまうと、相手に伝わりません。

だから、どうしたら相手に伝わるのかを考えて、言葉を変えたり、ジェスチャーを入れたり、時には図に書いたりもするわけです。

そう考えると、人にものを伝えるのも、催眠をかけるのも、同じなのかも知れませんね。

相手にきちんと伝えて、納得して行動してもらうことと、相手にきちんと伝えて、自己暗示でかかってもらうこと。

言葉が多少違っていても、やっていることは一緒ですから。

やなぎともあき

柳 知明
(やなぎ ともあき)

・行政書士
・メンタリスト
・催眠術師

 真のメンタリストとは「人の心を読み暗示にかける者、思考と行動を操作する者」のことであると信じ、究極の暗示である催眠とメンタリズムを組み合わせたパフォーマンスを行う。


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